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Author Archives: 竹口敦士

口腔筋機能療法(MFT)②

MFTの内容には、⑴個々の筋肉の訓練、⑵咀嚼・嚥下・発音の訓練、⑶口唇と舌の姿勢位の訓練の3つの要素がある。
⑴個々の筋肉の訓練では、舌、口唇、軟口蓋、咀嚼筋など、それぞれの筋肉の機能改善をはかる。
筋肉の力を強めるだけでなく、緊張しすぎている筋肉をリラックスさせ、全体的に調和の取れた状態をめざす。
⑵咀嚼・嚥下・発音の訓練では、これらの機能時における歯列に及ぶ口腔周囲筋からの筋圧の適正化をはかる。
⑶口唇と舌の姿勢位の訓練では、安静時に「いつも口唇と舌が正しい位置にある」ことをめざす。
この「正しい位置」は、「筋圧が歯列に悪影響を与えない位置」である。
また、口唇と舌の姿勢位は、呼吸及び全身の姿勢と密接な関係がある。

①唇をなぞる
【目的】
舌の先を思い通りに動かせるようにする。
【方法】
口をあけて、舌の先でゆっくりと上くちびるの輪郭をなぞるように左右に動かす。
★5秒×5回(5秒で反対側へ)

②舌回し
【目的】
舌の先を思い通りに動かせるようにする。
【方法】
口を閉じたまま、舌の先で歯の表面と頬の内側の間をなぞるように大きく回します。
*スピードよりもスムーズに動かすようにしましょう。
★右回り10回
★左周り10回

③舌のばし
【目的】
舌の先を思い通りに動かせるようにする。
【方法】
口をあけたまま舌を上下左右にのばす。
★上下左右10秒×3回ずつ

④ティップ&スティック
【目的】
舌の先を思い通りに動かせるようにする。
【方法】
スティックを口の前で持ち、舌の先をまっすぐにとがらせてスティックを強く押す。
*舌の先は丸めないようにしましょう。
★5秒×5回

⑤ミッド&スティック
【目的】
舌中央部をあげる力と感覚をつかむ。
【方法】
スティックを舌の真ん中に置き、舌に力を入れて上あごに持ち上げる。
*スティックは前歯に当たらないようにしましょう。
*舌は前に出さずに、上あご(口蓋)に持ち上げるようにしましょう。
*スティックから手をはなし舌で支えましょう。
★5秒×5回

⑥舌のばし(スポット)
【目的】
舌の先をスポットにつけることができるようにする。
【方法】
口をあけたまま舌を上下左右に振ってから舌の先をスポットにつける。
★上下左右10秒×3回ずつ

⑦ポッピング
【目的】
舌全体を上あご(口蓋)に上げる力と感覚をつかみ、舌の裏のひも(舌小帯)をのばす。
【方法】
⑴舌の先はスポット、舌全体を上あご(口蓋)に吸い付けます。
⑵口を大きく開けて「ポン」と音を出しながら舌をはなします。
★5秒キープして舌をはなす×10回

*舌全体が吸い付いていないと軽い音がします。
*音を鳴らすことだけが目的ではありません。舌全体を上あご(口蓋)に吸い上げたり、舌の裏のひも(舌小帯)をのばすことにも集中しましょう。
*舌を吸い付けることができない人は、ペタペタと音を出すことから始めましょう。

⑧「いー」の口でツバを飲み込むことができる
【◯】
舌をスポットにつけてツバを飲み込むことができる。
※舌が前から見えないことが大切
【×】
舌を上下の歯の間から出したり、舌で歯を押している。

【総合チェック】
□普段、舌が上あご(口蓋)についています。
□食べたり飲んだりするとき以外は、ほとんど上下の歯は離れています。
□食べるときは、左右の奥歯でよくかみます。
□主に鼻で呼吸をしています。
□いつもリラックスして唇を閉じています。
□会話をしているとき、歯のあいだから舌が見えなくなりました。

~初めての方へ~
まずは『無料矯正相談』へ
矯正治療は、歯科治療の中でも専門性の高い分野です。
一生に一度の治療ですので、矯正歯科専門医院にご相談ください。
無料矯正相談では、患者さんが一番気になっている部分の確認や治療法の説明、費用についてなど十分な時間を設けております。
歯並びの影響により、顎の成長や健康寿命、人生観まで変わることがあります。
そのため患者さんの「人生の分岐点」という意識で臨んでいます。

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口腔筋機能療法(MFT)①

【MFT(口腔筋機能療法)とは】
MFT(口腔筋機能療法)とは「歯並びをとりまく筋肉のトレーニング」です。
歯は、内側からは舌の筋肉、外側からはくちびるやほほの筋肉の圧力きたえず受けています。
これらの筋肉の働きに偏りがあると、歯が正しくない位置に動いてしまいます。

MFTのレッスンで、筋肉のバランスを整え、正しい歯並びの形を保つための環境づくりを行なっていきます。
咀嚼(食べること)・嚥下(飲みこむこと)や、発音をするときに使う筋肉(舌、くちびるなど)のそれぞれを訓練して、正しい咀嚼・嚥下・発音の仕方を覚えていきます。
最終的には、『無意識のときでも舌が歯を前に押し出したり、口が開いたりしていないこと』が目標となります。

【口の周りの筋肉の機能のバランスを崩す原因は?】
口の周りの筋肉の機能のバランス崩す原因として、次のことが挙げられます。
・食べる機能の発達不全
 食べる機能は、後天的に発達するため、成長期における食事の内容が影響を与えます。軟食との関連が指摘されています。
・口呼吸(アレルギー、扁桃肥大)
 鼻が詰まっている状態が続くと、口から呼吸することになり、顎が下がり、舌が下前方に位置付けられます。また扁頭に炎症があると疼痛により舌が前方に位置付けられ    
 てしまいます。
・舌小帯の問題
 舌小帯は舌の裏側にあるひものことですが、これが短かったり、付着部位に問題があったりすると、舌の運動が制限され、発音(滑舌)に影響が生じることがありま
 す。その場合、必要に応じてひもを伸ばす手術(舌小帯伸展術)を行うことがあります。
・指しゃぶりなどの口腔習癖
 指しゃぶりは永久歯が生えてからも長期に続くと口の周りの筋肉の機能に悪影響を与えます。
・不正咬合、骨格異常
 骨格性下顎前突症や開咬など、構造的に口腔周囲筋の機能の正常なバランスが得られない場合があります。その場合には矯正治療が必要です。
・巨舌症

【MFTを始める前のチェック】
□ 不正咬合である。
□ 唇が閉じにくい。
・歯が前に出ている
・口の周囲の筋肉が弱い
□ 矯正治療後、後戻りしている。
□ 食事の時に「くちゃくちゃ」音がする。
□ 食べ物をもぐもぐしているときに、口の中が見える。
□ 鼻呼吸がしづらい。
□ 鼻呼吸をしていても口があいてしまう。
□ 舌の裏のひもが短い(舌小帯)。
□ 爪を噛む癖がある。
□ 指をしゃぶる癖がある。
□ 言葉を話すと歯の間から舌がよく見える。
□ 日常的に上下の歯を接触させていたり、食いしばっていたりする。
□ 睡眠時無呼吸症候群(いびき)

【現状の確認!「いー」の口でつばを飲みこむことができる?】

舌をスポットにつけて、つばを飲み込むことができる。
※舌が前から見えないこと

舌を上下の歯の間から出したり、舌で歯を押している。
※唇を閉じなければ飲み込めない方は舌をうまく動かせていない証拠です

【スポット(舌の正しい位置)とは】
上の前歯の裏側のシワの部分(口蓋の切歯乳頭後方部)のこと。
安静時や嚥下時に舌の先が触れる位置をスポットと名付けています。

【MFTで使用するもの】
・手鏡
・アイススティック
・トレーニングカレンダー

【MFT流れ】
〈第1ステップ〉目標:舌や唇を思い通りに動かせるようになる
①唇をなぞる
②舌回し
③舌のばし
④ティップ&スティック(アイススティック)
〈第2ステップ〉目標:舌や唇を正しく動かすことができる
⑤ミッド&スティック(アイススティック)
⑥舌のばし
⑦ポッピング

⑧「いー」でつばを飲み込むことができる

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一生に一度の治療ですので、矯正歯科専門医院にご相談ください。
無料矯正相談では、患者さんが一番気になっている部分の確認や治療法の説明、費用についてなど十分な時間を設けております。
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12月の休診日について

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休診日は電話、LINEでの対応ができませんので、ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い致します。

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臨時休診について

いつもご来院頂きましてありがとうございます。

11月1日(水)〜3日(金)は学会参加のため、休診とさせて頂きます。

休診日は電話、LINEでの対応ができませんので、ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い致します。

休診日の急患対応については、当院HPのトップ画面にございます【休診日の急患対応について】をご確認下さい。

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矯正歯科治療の歴史

前歯が欠損したところへの義歯の装着や歯の移動は、イタリア中央部に位置したエトルリアにおいて紀元前8世紀まで遡ることができる。
歯列の不正の問題についてはすでにギリシャ時代の医聖ヒポクラテスが指摘している。
歯科矯正学の原語のOrthodontics は、ギリシャ語の ortho-(正しい、まっすぐな)、-odon (歯)、ikos (ics =科学)に由来している。
歯科矯正学がギリシャ語に起源し、萌出中の歯を指圧で動かすというローマ時代のCelsusの記述から、人類は紀元前から正常な歯並びの重要性を認識していたことがわかる。

口腔内に矯正装置を装着するのは、歯科医学の父とよばれるフランスのFauchard (1728) が歯列の唇側にアーチ状の金属板を置き小孔と歯を紐で結び歯を移動させた18世紀まで時代が大きく下る。

19世紀になると、上下顎歯列の関係に着目して歯の位置異常を改善しようとする装置が考案された。
Kingsleyは1877年に咬合跳躍法を発表し、咬合斜面板を考案した。
この時期に機能的メカニカルストレスに骨梁構造が適応するという法則や機能的に関する仮説が発表された。
この理念はノルウェーで Andresen とNauplによって機能的顎矯正(Funktionskieferorthopadie) に応用され、FKOが開発された。
Herbst (1910)は固定式の機能的顎矯正装置を考案した。
さらにMoss(1964)によって頭蓋顔面の器官の発生、成長、維持は機能的反応であり、二次的かつ代償的であるとする機能マトリックス説が唱えられた。
Petrovic (1972)は、下顎の機能的な前進誘導や後方率引によって下顎頭軟骨の細胞増殖活性が変化することを明らかにした。

形態は機能に従うという治療理念は、大西洋によって隔てられたヨーロッパとアメリカとの間で当時の経済的な格差を背景に、口腔周囲筋の機能力を利用し安価に作製できる可撤式矯正装置と高価な金属でできており金属線などの機械的弾性によって歯を移動させる固定式矯正装置とに分かれて発展した。
ヨーロッパでは特にドイツにおける機能的顎矯正装置、アメリカでは Angle が歯根を三次元的に移動させるための固定式矯正装置を次々と開発し、エッジワイズ装置の考案に至った。
その後1970年にAndrewsがストレートワイヤー法を発表して以来、さまざまなプリアジャステッド装置が製品化され、現在では結紮を必要としないセルフライゲーションブラケットが普及している。

20世紀に入ると、歯の移動に伴う組織学的変化についての動物実験による科学的検証が盛んに行われ、最適な矯正力や歯の移動のメカニズムが解明されていった。
診断学においてはAngleの不正咬合の分類(1899)が定義され、頭部エックス線規格写真分析法(Dowing、1948)が確立された。
現在では、CTやMRIによる画像分析技術が著しい発展を遂げ、顎顔面を三次元的に詳細に解析できるようになった。

医用材料の開発の面からみると、1970年代にはダイレクトボンディング法(三浦不二夫、1970)が一般化、1980年代に超弾性のニッケルチタンワイヤーが出現、最近では歯科矯正用アンカースクリューが応用され、次々と新技術が生まれている。

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