矯正はそれぞれの歯並び・噛み合わせによって治療内容や器具が異なります。
また、年齢や時期なども違います。
【小児矯正(一期治療)】
永久歯が生えそろう(13歳頃)まで、顎の成長を利用して骨格的な位置異常の改善を行います。
成長期に悪い歯並びを放置しておくことで顎の成長が悪い方向に進み、発育不全を起こすことがあります。
【成人矯正(二期治療)】
永久歯が生えそろった方の矯正治療です。マルチブラケット装置(針金の装置)やマウスピース型装置を用いて歯列を整え、咬合の緊密化を行います。
全ての歯が永久歯の方は、叢生(でこぼこ)、八重歯、噛み合わせなどの治療を目的とした本格的な矯正(二期治療)を行います。
すべて永久歯に生えかわっている方は、年齢を問わず基本的には二期治療になります。
一期治療で準備段階の矯正が終わった方も、状況や必要に応じて二期治療へと移行します。
《二期治療に使う主な装置》
①表側ブラケット装置(審美ブラケット使用)
表側矯正は最も歴史が長く、汎用性が高い治療法です。
ブラケット装置にはメタルブラケットと審美ブラケットがあります。
当院では、目立たない審美ブラケットを標準使用しております。ブラケットが半透明で目立ちにくいのが特徴です。
四角いブラケットという装置を歯面に一個ずつ装着します。
ブラケットにワイヤーを通して動かしていきます。
矯正治療の基本的な手法であるため、歯の移動をスムーズにコントロールすることができます。
また裏側矯正と比べると診療時間を短くすることができます。
②マウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明で目立たないトレー式の矯正です。
矯正をしているところを気づかれにくいのがいいところですが、患者さん自身で着脱していただくため、自己管理が必要となります。
③ハーフリンガルブラケット装置(上顎舌側、下顎表側)
舌側矯正治療とは、通常歯の表側に装着するマルチブラケット装置を歯の舌側(裏側)に装着し、歯の動きをコントロールする治療法のことです。
歯の表側につける既製の装置を舌側に装着するのではなく、患者さん一人一人のオーダーメイドのブラケットを作製し治療を行います。
仕事の都合などで矯正治療をしていることを、人に気付かれたくない方に向いている治療方法です。
ハーフリンガルブラケット装置は、できるだけ見えにくい装置がいいけど費用を少しでも抑えたい方や、舌の違和感を感じやすい方にお勧めです。
④フルリンガルブラケット装置(上下舌側)
可能な限り見えにくい装置が良いという方にお勧めです。
装置が見えにくいのでお仕事の都合やご結婚、就職活動で他人に気づかれずに治療を行いたい患者様にお勧めです。
※ブラケットによる矯正治療中は固いものや粘着系の食べ物は控えていただきます。
器具が外れたり、壊れたりすることがあります。
個人差もありますが、歯を動かしますのでつけ始めは違和感・痛みを感じる方もいらっしゃいます。
歯磨きもしにくくなりますので虫歯予防のケアも大切です。
また、インビザラインでは、1日20時間以上の装着など決められた使用方法で正しく自己管理していただく必要があります。
《料金(税込)》※()内は毎回の調整料
◎小児矯正(一期治療)・・・440,000円(3,300円)
※小児矯正終了後に成人矯正へ移行する際は差額分のお支払いになります。
◎成人矯正(二期治療)
・表側ブラケット装置・・・726,000円(5,500円)
・マウスピース型矯正装置・・・847,000円(3,300円)
・ハーフリンガルブラケット装置・・・847,000円(6,600円)
・フルリンガルブラケット装置・・・935,000円(7,700円)
~初めての方へ~
まずは『無料矯正相談』へ
矯正治療は、歯科治療の中でも専門性の高い分野です。
一生に一度の治療ですので、矯正歯科専門医院にご相談ください。
無料矯正相談では、患者さんが一番気になっている部分の確認や治療法の説明、費用についてなど十分な時間を設けております。
歯並びの影響により、顎の成長や健康寿命、人生観まで変わることがあります。
そのため患者さんの「人生の分岐点」という意識で臨んでいます。