⑴五大栄養素
⚪︎糖質
・生体の重要なエネルギー供給源である。
・グリコサミノグリカン結合組織の成分である。
・タンパク質に結合する糖鎖は、細胞機能を調整する因子である。
⚪︎脂質
・脂肪は生体の重要なエネルギー貯蔵庫である。
・リン脂質や糖脂質は生体膜(細胞膜など)構成成分である。
・コレステロールはステロイドホルモンとなり生体機能の調整に関与する。
⚪︎タンパク質
・生体のおもな構成成分である。
・不要な(古い)タンパク質は分解され、エネルギーを供給する。
・酵素タンパク質やペプチドホルモンは生体機能の調整に関与する。
⚪︎ミネラル
・CaやPは硬組織成分として重要である。
・電解質(NaやKなど)は生体の恒常性維持に重要である。
⚪︎ビタミン
・必ず生体機能の調整因子として働く。
⑵食品と食品群
【三分類】
黄色(エネルギーの供給) ▶︎ 穀類、いも類、砂糖、油脂類、種実類
赤色(生体構成成分・血や肉となる) ▶︎ 豆類、魚介類、肉類、卵類、乳類
緑色(生体構成成分・体の調子を整える) ▶︎ 野菜、果物、海藻
【六分類】
第1類(タンパク質の供給源) ▶︎ 魚、肉、卵、大豆
第2類(ミネラル・カルシウムの供給源) ▶︎ 牛乳、乳製品、骨ごと食べられる魚
第3類(カロチンの供給源・ビタミンA) ▶︎ 緑黄色野菜
第4類(ビタミンCやミネラルの供給源) ▶︎ その他の野菜、果物
第5類(糖質性のエネルギー供給源) ▶︎ 米、パン、麺、いも
第6類(脂質性のエネルギー供給源) ▶︎ サラダ油、天ぷら、バター、マヨネーズ
【現在の食生活の特徴】
①カルシウムの摂取不足
②エネルギーおよび脂質の過剰摂取
③食塩の過剰摂取
④加工食品や健康食品に頼りすぎ
【1日分の食事バランスガイド】
主食(ごはん、パン、麺) ▶︎ ごはん(中盛り)だったら4杯程度
副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理) ▶︎ 野菜料理5皿程度
主菜(肉、魚、卵、大豆料理) ▶︎ 肉、魚、卵、大豆料理から3皿程度
牛乳、乳製品 ▶︎ 牛乳だったら1本程度
果物 ▶︎ みかんだったら2個程度
⑶基礎代謝
・生命を維持するために必要な最小のエネルギー消費である。
・睡眠時のエネルギー消費とほぼ同等である。
・日本人の食事摂取基準(2015)では基礎代謝は、「早朝空腹時に快適な室内において安静仰臥位・覚醒状態で測定される」としている。
⑷基礎代謝基準値
1日に体重1Kgあたりの基礎代謝に消費するエネルギー量をいう。
【基礎代謝に影響する因子】
体格 ▶︎ 体表面積の大きさに比例する。
筋肉量 ▶︎ 筋肉量の多い人の方が基礎代謝量は大きい。
年齢 ▶︎ 加齢とともに減少する。
性 ▶︎ 男性の方が女性に比べ高い。
体温 ▶︎ 1℃の上昇で13%上昇する。
外気温 ▶︎ 外気温の上昇とともにエネルギー消費量は減少する。しかし、27℃付近から上は逆にエネルギー消費量は増加する。
ホルモン ▶︎ 甲状腺ホルモン、カテコールアミンの濃度が影響する。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)で基礎代謝量は上昇する。甲状腺機能低下症(クレチン病、粘液水腫)で低下する。
季節 ▶︎ 一般に夏に低く、冬に高い。
月経 ▶︎ 月経開始2〜3日前に最高となる。月経中に最低となる。
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