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矯正歯科診断に必要な検査②

4)デジタル化口腔模型、CT、MRI
 ⑴口腔模型(平行模型)
 デジタル化された口腔模型では、コンピュータ画面上で三次元的な観察あるいは計測を行うことができます。
 ⑵エックス線CT
 コンピュータ処理を利用して三次元的な画像に再構成することができるため、歯や顎骨の形態に関する三次元的分析が可能となります。
 ⑶MRI(磁気共鳴影像法)
 通常のエックス線鬚阿新と異なり軟組織の描出に優れているため、顎関節の関節円板の変形や位置変化の評価に用いられています。

 あご全体を撮影するパノラマレントゲン(パントモとも言います!)では、歯の位置や数、歯根(しこん=歯の根っこ)の長さや形、あご骨の状態などを確認します。お子さんの場合は、まだ生えてきていない骨のなかに埋まっている永久歯(えいきゅうし=大人の歯)の数や位置なども確認します。

 90度真横から撮影する側面セファログラム(セファロとも言います!)です。撮影したセファロから、頭蓋(とうがい=頭の骨)に対する上顎骨(じょうがくこつ)や下顎骨(かがくこつ)の前後的位置や、上下の歯の位置・傾斜などを分析していきます。これを「セファロ分析」と呼んでいます。

3.機能検査
1)下顎運動の検査
 下顎運動を電気的に記録する装置を用いて、チューインガムの咀嚼時、下顎の開閉口時あるいは発音時の下顎の運動経路を記録します。特に矯正歯科臨床では、下顎運動検査の一つとして早期接触とそれに伴う下顎のずれ(機能的顎偏位という)の検査を行います。
【早期接触とは】
筋肉や靭帯がリラックスした状態(下顎安静位)から上下顎の歯が最も多くの部位で接触する状態(咬合嵌合位)に到る経路を閉口路といいます。正常な状態では、この経路は滑らかな弧を描き、上下顎歯が同時に接触して咬合嵌合位に到ります。早期接触とは、閉口の途中で、ある特定の歯が接触することをいいます。
【機能的顎偏位とは】
早期接触が原因で下顎が正常な閉鎖経路からずれて、仮の咬合嵌合位に到る状態をいいます。早期接触による顎偏位は、咬合性外傷や顎骨の成長への悪影響を生じる可能性が高いため、早期での治療が必要となります。

2)筋機能検査
 機能時(咀嚼、嚥下、発語)における咀嚼筋、口輪筋、舌骨上筋群などの筋活動の状態を電気的記録装置あるいは触診によって記録します。

4.う蝕リスクおよび歯周病リスクの検査
 矯正歯科治療は健康な天然歯に適応されることから、治療によるう蝕(むし歯)の発生を回避しなければならなりません。叢生や口呼吸を伴う上顎前突などの不正咬合がある場合、口腔内が不潔になりやすく、う蝕や歯周病になるリスクが高いです。また、マルチブラケット装置などの固定式矯正装置を装着すると、さらにそれらのリスクが高まる可能性があります。したがって、矯正歯科治療前に個々の患者のリスクを把握して、治療中の口腔衛生指導に反映させることが安全に治療を進めるうえで重要となります。
 リスクの検査としては、う蝕と歯周病の状態、プラーク量、食生活の状況(飲食回数)、唾液の状態(唾液の質、分泌量、酸性になった口腔内の環境を中和する能力を示す緩衝能、う蝕と歯周病の原因菌の数)を調べます。
 唾液の分泌量が少なかったり、緩衝能が低かったりする場合には、口腔清掃を努力しても限界があるため、フッ化物を応用したう蝕予防プログラムを評価する必要が生じます。

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