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ガミースマイル

ガミースマイルとは

ガミースマイルとは

ガミースマイルとは、笑った時に歯ぐきが見えすぎてしまっている状態のことを指します。
女性に特に多く、まわりの人以上に本人がそのことを気にしていて、あまり歯ぐきが見えないように大きく笑わないように気をつけているという方も少なくありません。
原因はいくつかありますが、多くの場合歯科医院で改善することが可能です。

ガミースマイルになる原因

ガミースマイルの原因は大きく3つあります。
  • 骨格や歯並びによる原因
  • 上唇や筋肉による原因
  • 歯茎による原因
抜歯になるケースとならないケースの違い

骨格や歯並びが原因の場合

前歯の位置が口元の中で通常よりも下の方や前の方にあることで、歯ぐきが見えやすくなってしまっているケースです。これには骨格的な要因と歯並びの要因とが関係しています。

治療法

歯並びが原因の場合は矯正治療によって、口元の突出感や下すぎる歯の位置を改善することができます。矯正治療に関しては2〜3年の治療期間が必要となりますが、同時に噛み合わせや虫歯・歯周病のリスクも減らすことができるため、様々なメリットがあります。

骨格的な原因が大きく影響している場合には、外科手術(顎離断手術)を併用しての矯正治療が必要となります。外科手術を併用した矯正治療が適応と判断された場合は、保険適応にて治療可能です。手術前後に必要な矯正治療は当院で行います。

※顎離断手術に関しては提携先の歯科口腔外科へ紹介させていただきます。

唇が原因の場合

唇が上に上がりすぎることによって歯ぐきが露出するケースです。
歯ぐきがうすい場合や唇を引き上げる筋肉の働きによって、歯ぐきが大きく上に上がってしまって歯ぐきが見えてしまっています。

治療法

唇が原因の場合には、唇が上に上がりすぎないようにするために二つの治療法があります。

ひとつめは唇を上に持ち上げる筋肉の働きを和らげるためのボトックス注射です。上唇挙筋という上唇を上に持ち上げる筋肉の動きを抑制することで、歯茎を見えにくくする治療法です。簡単でダメージも少なく短期間で効果の得られる方法ですが、効果は永久的ではなく、定期的に注射が必要となります。

二つめの治療法は、歯ぐきが持ち上がりにくくするために上唇の裏側の粘膜を切除する方法です。
リップリポジショニング(上唇粘膜切除術)と言われる方法で上唇の裏側の粘膜を切除し短く縫い合わせることで、上唇が上に上がることを防ぎます。
これは永久的な方法で、後戻りすることもありません。

※当院では対応できませんので、他院への紹介となります。

歯ぐきが原因の場合

歯の長さが短すぎることで歯ぐきが見えてしまうケースです。
これはほとんどの場合、歯の形が短すぎるのではなく、歯ぐきの形が歯に被りすぎていて相対的に歯が短く見えていることが多いです。

治療法

歯ぐきが歯に被さっていることが原因の場合は、歯ぐきの切除を行って本来の歯の長さがきちんと見える状態にすることによってガミースマイルを改善します。歯に被っている歯ぐきの長さと、歯を支えている歯槽骨との位置関係によって、歯ぐきの切除のみで改善できる場合は歯肉切除術を行います。これはとても簡単な処置で術後の痛みやダメージも少なく治癒期間も1週間程度です。稀に後戻りが起こる場合もあります。

歯ぐきの切除だけでなく歯槽骨の削除も必要な場合は歯冠長延長術(クラウンレングスニング)という方法を行います。この場合は歯ぐきを開いて歯の周りの骨の削除も同時に行います。後戻りが起こりにくい方法です。

※当院では対応できませんので、他院への紹介となります。

ガミースマイルの
治療方法について

ガミースマイルの治療方法について

骨格や歯並びが原因の場合

矯正治療

ガミースマイルの程度が小さい場合は抜歯を行なってワイヤーやマウスピース装置のみでの治療となります。中程度の場合は歯科矯正用アンカースクリュー(骨ネジ)を利用して歯を垂直的に大きく移動させることで改善します。

程度が大きい場合や見た目を大きく変化させたい場合は、外科手術(顎離断手術)を併用しての矯正治療が必要となります。外科手術を併用した矯正治療が適応と判断された場合は、保険適応にて治療可能です。手術前後に必要な矯正治療は当院で行います。

※顎離断手術に関しては提携先の歯科口腔外科へ紹介させていただきます。

ガミースマイルの治療の
メリット・デメリット

ガミースマイルとは

メリット

見た目の改善

見た目を大きく改善することができます。

同時に、噛み合わせや虫歯・歯周病のリスクも減らすことができるなど様々なメリットがあります。

デメリット

治療が長くなる場合がある

矯正治療に関しては2〜3年の治療期間が必要となります。また、歯科矯正用アンカースクリュー(骨ネジ)や外科手術(顎離断手術)を行う場合は侵襲を伴います。

矯正診療の流れ

  1. 【初回】矯正相談
    所要時間:約1時間
    矯正相談

    矯正治療に関するご説明をする機会になります。患者様から主訴(気になっているところ、改善したいところ)をお伺いし、現状の歯並びをチェックした上で、概ねの治療方法や料金、期間について説明させていただきます。

    矯正治療に対する不安な事やご不明な点を解消していただきます。お口の中の写真撮影、必要であればレントゲン写真の撮影を行います。

  2. 初診相談料 無料
  3. 【来院2回目】精密検査
    所要時間:約1時間
    精密検査

    精密検査では、口腔内や顔面の写真撮影、光学3D
    デジタルスキャナーによる光学印象、レントゲン写真撮影(パノラマレントゲン、セファロレントゲン、CT )、舌や口唇や姿勢など歯並びに影響する全ての検査を行います。

    患者様に合わせたオーダーメイドの治療方法を考えるためにとても大事な検査です。

  4. 検査内容

    • 口腔内診査
    • レントゲン撮影
      (パラノマ・CT・セファロ)
    • 口腔内スキャン
    • 口腔内写真撮影・顔面写真撮影
  5. 【来院3回目】診断説明
    所要時間:約1時間
    診断説明

    分析データに基づいた具体的な治療方針・方法、装置、治療期間、注意事項等について詳しくご説明させていただきます。また、治療にかかる費用はこの段階で確定します。

    ご不明な点や不安を解決して治療を開始できるようしっかりと時間をとってお話させていただきます。
    無理に治療を進めることはありません。

  6. 矯正開始〜矯正終了まで 矯正開始〜矯正終了まで 矯正期間中は3〜4週間に1度、装置調整のため医院へお越しいただきます。治療期間はおおよそ2年から2年半となります。
    ※先に虫歯治療、親知らずの抜歯(抜く必要がある人のみ)が必要な場合は、治療が完了してから矯正治療を開始します。
  7. 通院の内容

    • 治療経過の確認
    • 矯正装置の微調整
    • 歯のクリーニング
  8. 矯正終了後 矯正終了後
    メインテナンス(1〜3ヶ月に1回程度)
    矯正終了後も定期的なメインテナンスを行うことで、後戻り・虫歯・歯周病の予防をおこないます。生涯患者さんご自身の歯で生活いただけるようサポートいたします。
    後戻り防止の保定装置

    歯列矯正をした直後は、まだ歯が固定されておらず、治療前の状態へと後戻りしやすいため、矯正治療後は「保定装置(後戻り防止装置)」をご使用いただきます。

矯正治療メニュー

矯正歯科治療について

矯正歯科治療は公的保険適応外の自費診療です。

一般的な治療期間(1カ月に1度通院した場合)

  • 非抜歯症例の場合:1~2年(通院回数12回~24回)
  • 抜歯症例の場合:2~2年半(通院回数24回~30回)

矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用について

  • 最初は矯正装置による不快感、痛み等があるものの、数日から1、2週間で慣れることが多いです。
  • 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間が延長する可能性があります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療は患者さんの努力が必要となります。それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置が付くため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、壊死することがあります。
  • 矯正治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 矯正治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 様々な問題による影響で、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正や、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りの生じる可能性が高くなります。
  • 矯正治療中や矯正治療終了後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  • あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが生え、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

薬機法において承認されていない
医療機器について

  • マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
  • マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)はアメリカのアラインテクノロジー社の製品の商標です。インビザラインジャパン社を介して入手しています。
  • 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
  • マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)は1997年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
  • マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。